上越新幹線用E7系は上下各5本で運行…2編成に「朱鷺色」の特別装飾 3月16日デビュー

上越新幹線へ投入されるE7系は、写真の北陸新幹線用E7系(右)と同一仕様となる。E4系引退後の上越新幹線は、左のE2系との2系列で運行される。
  • 上越新幹線へ投入されるE7系は、写真の北陸新幹線用E7系(右)と同一仕様となる。E4系引退後の上越新幹線は、左のE2系との2系列で運行される。
  • 限定デザイン車に施される「朱鷺色」のラインとシンボルマークのイメージ。シンボルマークは、稲穂と躍動的な朱鷺の羽をイメージしており、「芳醇な上越の地を走る新幹線のスピード感を黄金色と朱鷺色のグラデーション」で表現するという。

JR東日本新潟支社は2月7日、上越新幹線『とき』『たにがわ』へ3月16日から投入するE7系新幹線電車の運行計画を発表した。

E7系は、北陸新幹線の金沢開業を機に2014年3月にデビューした12両編成の新幹線電車で、現在は共通仕様のJR西日本W7系とともに北陸新幹線の『かがやき』『はくたか』『つるぎ』で運用。金沢方の12号車には東北・北海道新幹線用E5系と同じく、グリーン車より上級の「グランクラス」を連結している。上越新幹線でも営業されるが、専任アテンダントによる車内サービスは行なわれない。

上越新幹線用のE7系は、2階建ての新幹線車両E4系の置換えを図るために投入され、仕様は北陸新幹線用と同一。2020年度までに132両(12両編成11本)が導入される計画で、E4系の引退後、上越新幹線の運用車両は既存のE2系を含めた2系列のみとなる。

E7系を使用する列車は上下各5本で、時刻は越後湯沢7時08分発~(たにがわ402号)~東京8時40分着・8時52分発~(とき309号)~新潟11時11分着・12時35分発~(とき320号)~東京14時44分着・15時16分発~(とき327号)~新潟17時04分着・18時12分発~(とき342号)~東京20時12分着・20時24分発~(とき347号)~新潟22時36分着、新潟7時49分発~(とき308号)~東京10時04分着・10時16分発~(とき315号)~新潟12時24分着、新潟16時56分発~(とき336号)~東京19時着・19時12分発~(たにがわ413号)~越後湯沢20時42分着。

初日の3月16日は、新潟駅新幹線ホーム11番線で、7時49分発東京行き『とき308号』の発車に際して出発式が開催される。

また、運行開始に合わせておよそ1年間、E7系2編成の側面に「朱鷺(とき)色」のラインを入れ、3・11号車の側面にシンボルマークを掲出する特別デザインが施される。このE7系は3月2日11時36分頃から12時15分頃まで新潟駅新幹線ホーム13番線で展示される。車内公開は行なわれない。

このほか、3月1~3・8~10・15~17日には新潟駅新幹線コンコースで「グランクラス」専用シートの体験会が各日10~12時・14時~16時に開催される(3月2日のみ10~16時)。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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