座席定員制の東武東上線『TJライナー』が座席指定制に…子供料金を新たに設定 3月16日

クロスシートとロングシートの切換えができる50090系を使用する東武東上線の『TJライナー』。2018年末で運行開始以来およそ1300万人の利用者数を記録したという。
  • クロスシートとロングシートの切換えができる50090系を使用する東武東上線の『TJライナー』。2018年末で運行開始以来およそ1300万人の利用者数を記録したという。
  • 自動券売機で表示される座席指定選択画面のイメージ。
  • チケットレスサービスで購入した座席指定券のイメージ。座席指定制では1度に8席まで購入が可能で、同日に購入できる列車本数は、下り2本・上り1本から下り3本・上り3本まで。
  • 座席指定制への移行に伴ない、ドア上部にはこのような沿線の見どころをモチーフにした色を使った号車番号表示が掲出される。なお、乗車位置は坂戸・ふじみ野・川越の各駅が変更される。

東武鉄道(東武)は1月29日、東武東上線で運行している座席定員制列車『TJライナー』を、3月16日の池袋17時発『TJライナー1号』から座席指定制に改めると発表した。

『TJライナー』は、2008年6月に池袋~小川町間で運行を開始して以来、一貫して座席を指定しない座席定員制が採られていたが、希望する席に座るために、ある程度の時間は並ぶ必要があったため、座席指定制に改めることで、その不便を解消する。

座席指定制では、チケットレスサービスまたは自動券売機で座席表から希望の座席を選択することが可能となる。座席の選択はチケットレスサービスが発車5分前、自動券売機が発車15分前まで。

座席指定料金は、現行の着席整理料金にはなかった子供用も設定。発売額は下り列車が大人360円・子供180円(ふじみ野以遠の相互間は不要)、平日のみ運行の上り列車が、大人460円・子供230円(ふじみ野からは大人360円・子供180円)。大人用は現行の着席整理料金よりそれぞれ50円の値上げとなる。

座席指定券の発売開始日は、チケットレスサービスが乗車日の1週間前、自動券売機は下り列車が乗車日のみ、上り列車が乗車日前日からとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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