三菱電機、車載システム向け多層防御技術を開発 コネクテッドカーの安全・安心を実現

車載システム向け多層防御技術
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三菱電機は1月22日、車載情報機器の多層防御機能を強化し、不正ソフトウエアによる車両制御への攻撃を検知・防御する「車載システム向け多層防御技術」を開発したと発表した。

コネクテッドカーの普及に伴い、インターネット経由や意図せずにインストールした不正ソフトウエアによる車両制御への攻撃が、今後増加することが懸念されている。

新たに開発した多層防御技術では、攻撃手口に着目した独自のログ分析型軽量攻撃検知方式の適用により、これまでパターン照合処理に必要だったクラウド連携を不要とし、複雑な外部からのサイバー攻撃を車載情報機器上で検知する。また、車載情報機器のソフトウエアの正当性を検証するセキュアブートを高速化。検証しない場合と比較して車載情報機器の起動時間の増加を10%未満に抑えつつ、セキュア化を実現する。

三菱電機では、より強固な車載向けセキュリティーの開発により、安全で安心な車社会の実現を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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