サーキット専用車のブラバム BT62、公道仕様も設定へ…車両価格プラス15万ポンド

ブラバム BT62
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元F1ドライバーのデビッド・ブラバム氏が立ち上げた新しい自動車ブランド、ブラバム・オートモーティブは1月7日、ブランド第一号車のブラバム『BT62』(Brabham BT62)に公道走行が可能な仕様を設定すると発表した。

デビッド・ブラバム氏は1965年に生まれ、F1で3度タイトルを獲得したジャック・ブラバム氏の三男として知られる。デビッド・ブラバム氏は1990年と1994年、F1に参戦した。その後、全日本GT選手権やルマン24時間耐久レースなどで活躍してきた。

そのブラバム・オートモーティブのブランド第一号車が、ブラバムBT62だ。車名の「BT」とは、ブラバムのF1マシンのシャーシ名に付けられていたBTに由来する。これは、1961年にブラバムF1を立ち上げたジャック・ブラバム氏とロン・トーラナック氏の名前の頭文字をとったものだ。

ブラバムBT62のミッドシップには、5.4リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力710ps、最大トルク68kgmを引き出す。このエンジンを乾燥重量972kgの軽量ボディに組み合わせた。巨大なリアウィングなどにより、エアロダイナミクス性能を追求しており、最大で1200kg以上のダウンフォースを獲得する。

サーキット専用車のブラバムBT62だが、公道走行が可能な仕様を設定することが決定した。車両価格プラス15万ポンドで、公道走行に必要な法規への対応が図られる。また、前後アクスルにリフトキットを追加し車高を上げる、ステアリングロックの幅を広げる、エアコンを追加する、ドアロックとイモビライザーを取り付けるなど、公道ユースを想定した変更が施される。710psのパワーは維持される。

なお、ブラバムBT62の公道走行が可能な仕様は、2019年夏から納車を開始する予定、としている。

《森脇稔》

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