牟岐線にパターンダイヤを導入 特急『南風』の宿毛直通廃止 2019年3月「春のダイヤ改正」

岡山で『のぞみ』と連絡する特急『しおかぜ』では到達時間の短縮が図られる。
  • 岡山で『のぞみ』と連絡する特急『しおかぜ』では到達時間の短縮が図られる。
  • 特急『南風』では、土佐くろしお鉄道宿毛直通が廃止される。宿毛発着の特急で高知以遠へ直通する列車は高松行きの『しまんと10号』のみとなる。

JR四国は12月14日、2019年3月16日に実施するダイヤ改正の概要を明らかにした。

徳島駅(徳島県徳島市)と海部駅(徳島県海陽町)を結ぶ牟岐線では、徳島~阿南間の9~19時台、阿南~海部間の10~15時台の普通列車で発車時刻を統一するパターンダイヤを導入する。これにより徳島駅では阿南方面の下りが毎時00・30分発、阿南駅(徳島県阿南市)では徳島方面の上り列車が毎時26・56分発となる。

また、阿南駅と牟岐駅(徳島県牟岐町)では、徳島バスの高速バス室戸・生見・阿南大阪線が、阿南以西の停留所にも停車するようになるため、列車と高速バスとの連携が強化される。

本州直通の特急では、松山9~16時台発の予讃線特急『しおかぜ』と『のぞみ』との接続が改善され、松山~東京間では12分、松山~新大阪間では7分到達時間が短縮される。

一方、土讃線の特急『南風』では、上下各2本が高知を境に『南風』と『あしずり』に分離。現行の『あしずり12号』(宿毛→高知)と『しまんと10号』(高知→高松)は宿毛発高松行き『しまんと10号』となる。これにより土佐くろしお鉄道宿毛乗入れ特急の本州直通が廃止されることになる。

このほかの特急では、停車駅や時刻、運転区間の見直し、停車駅や指定席の拡大などが行なわれる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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