ポルシェの「ミスター 911」、新型の開発を最後に引退へ

新型ポルシェ 911 の開発責任者、アウグスト・アッハライトナー氏(左、ロサンゼルスモーターショー2018)
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  • ポルシェ 911 新型
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ポルシェ(Porsche)は11月30日、新型『911』の開発責任者で1980年代から911シリーズの開発に携わり、ポルシェ社内で「ミスター911」と呼ばれるアウグスト・アッハライトナー氏が引退すると発表した。

アウグスト・アッハライトナー氏はオーストリア生まれの63歳で、1983年にポルシェに入社し、911シリーズのシャシーの開発に取り組んだ。その後、1989~2000年にかけて、テクニカルプロダクトの開発、車両コンセプト&パッケージなどに携わり、2001年に911シリーズの開発責任者に就任する。

911シリーズはポルシェを代表するスポーツカーであり、その開発トップの仕事は重責だ。その職務を18年担当してきたアウグスト・アッハライトナー氏は、ロサンゼルスモーターショー2018でワールドプレミアされた新型911(992型)の開発を最後に、ポルシェを引退する。

なお、アウグスト・アッハライトナー氏は2019年第1四半期(1~3月)、ポルシェを勇退する。後任には、ポルシェのモータースポーツ活動を統括するフランク・ステファン・ワライザー氏が就任する予定だ。

ポルシェのオリバー・ブルーメCEOは、「アウグスト・アッハライトナー氏に感謝する。彼は18年間に渡って、911の開発を率いてきた。彼は911のキャラクターを維持しながら、911を絶えず進化させる方法を知っていた」と述べている。

《森脇稔》

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