日野自動車とフォルクスワーゲン(VW)グループの商用車部門であるトレイトンは、電動車と電動技術での協力と、調達の合弁会社を設立することで合意したと発表した。
電動車、電動技術について日野とトレイトンは協力することによって短期間で開発成果と商品を共有していく。電動化技術に関してトレイトンが大型、日野が中型・小型に強い。このため、補完的なパートナー関係にあり、両社の強みを合わせることで、双方のイノベーション力を高めることができるとしている。
また、新たに設立予定の調達の合弁会社は「両社平等な権利」のもと、調達のシナジーを高めるため、小さな組織で効果的な運営を目指す。両社の既存部品、将来技術に関わる部品をグローバル調達していく。2019年後半に設立する予定。
日野とトレイトンは4月12日に戦略的協力関係の構築に向けて合意し、その後、複数のワーキングチームを設置して「既存・将来技術」「調達」における協力可能性を追求してきた。