国土交通省は、2017年度に初めて実施した、民間調査員による貸切バスの覆面調査の結果をまとめた。
調査した中で、2事業者について法令違反のおそれが確認されたため、この事業者の営業所に監査を実施した。この結果、2事業者とも法令違反が確認され、1者については行政処分を実施した。残りの1者は行政処分に向け手続き中。
国土交通省では、2017年度から民間に調査を委託し、一般の利用者として、実際に運行する貸切バスに乗り込んでもらい、貸切バスが運行中、適切に休憩を取っているかや、交替運転者がいる場合、適切に交替しているかなどの法令遵守状況を調査している。調査で法令違反のおそれが確認された事業者に対しては、後日、国による監査を実施する。
2018年度は、調査回数を増やして覆面調査を実施する予定。