インテル傘下のモービルアイは7月3日、百度(Baidu=バイドゥ)の自動運転開発プロジェクトに、モービルアイの技術が採用された、と発表した。
百度は中国のインターネット検索最大手。同社の自動運転開発プロジェクトが、「アポロ」(Apollo)計画。アポロは、自動運転のオープンプラットフォーム。自動運転車のすべての主要な特徴や機能をサポートする包括的かつ安全なソリューションを開発している。
この百度の自動運転プロジェクトに、モービルアイの技術を採用。そのひとつが、モービルアイのサラウンドビューカメラキット。これには、車両の周囲に配置された12台のカメラと、コンピュータビジョンハードウェアおよびソフトウェアが含まれる。
また、モービルアイが開発した自動運転車の安全性を評価するための数式も、百度は導入。これは、定型数式による計算を通じて、自動運転車が明確な責任のもとに運用され、過失を伴う事故を起こさないようにするための数式。
数式では、他の車両がいかなる動きをしても、自動運転車が事故の要因になりえない安全な状態を定義。自動車業界や規制当局で取り決められた過失に関する明確な定義に準拠しながら、自動運転車が安全であると定義されたフレームワークの中でのみ、数式が運用されるようになっている。