今夏ボーナス大手96万7000円の最高額、自動車は106万1566円[新聞ウォッチ]

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  • サッカー・ワールドカップ開幕戦、ロシア対サウジアラビアは5-0でロシアの勝利。 (c) Getty Images

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年6月15日付

●W杯開幕、日本初戦19日(読売・1面)

●トヨタ相談役ら50人減、9人に、奥田、渡辺氏退任へ(読売・6面)

●夏のボーナス過去最高、6.7%増96万7386円、賃上げ3%達成の公算(読売・6面)

●動乱世界貿易、米関税「本丸」の車に、(読売・7面)

●ディズニーシー3割拡張へ、混雑緩和や訪日客意識(朝日・8面)

●レンタカー全車禁煙に、タイムズが10月から(朝日・8面)

●排ガス不正問題VW罰金1300億円(朝日・9面)

●イエローキャプ日産以外も参入(東京・6面)

●米国工場新設成功を、マツダの小飼雅道社長(東京・6面)

●ゴーン氏、任期前退任か、ルノーCEO 22年まで(日経・13面)

●印系幹部米で存在感、GM,新CFOに39歳女性(日経・13面)

●ホンダ参加、日本車で初、中国・百度の自動運転連合(日経・13面)

●「脱ディーゼル」貴金属明暗、排ガス不正で白金需要先細り、ガソリン車向けは品薄感(日経・20面)

●新幹線が人はね先端部分割れる、博多-小倉で(日経・39面)

ひとくちコメント

サッカーの祭典、W杯ロシア大会が始まった。時差の関係で真夜中の試合も多く組まれており、決勝までの約1か月間寝不足が心配だが、日本は6月19日午後9時(日本時間)、強豪コロンビアとの初戦に臨む。

日本の1次リーグ通過も気掛かりだが、サラリーマンにとっては、やはり今夏のボーナスの支給額だろう。

そんな中、経団連が大手企業の今夏のボーナス妥結状況を発表した。きょうの各紙も「ボーナス大手96.7万円、過去最高額」などと取り上げている。

それによると、製造業と非製造業を合わせた組合員の総平均は前年比6.71%増の96万7386円と2年ぶりに増加に転じたという。しかも金額ベースでは1959年の調査開始以来、過去最高という。

業種別では東京オリンピック・パラリンピックを控えて業績が絶好調の建設業で、平均を大きく上回る157万3957円。前年より10.71%も増えた。好決算の自動車も6.27%増の106万1566円と高水準を維持。化学も93万9775円で9.16%増となった。

また、前年に比べて伸び率が最も高かった業種は鉄鋼で、17.71%の増加。自動車や建材向けの市況が好転するなど好調な業績を反映したとみられる。

回答企業96社のうち、製造業は91社で平均6.4%増の95万5680円、非製造業は5社平均で10.6%増の116万6540円。14業種中、前年割れはセメントと紙・パルプの2業種だったという。

さて、過去最高額となった今夏のボーナスを日々の暮らしにどう役立てるのだろうか。老後の資金不足の心配や日本経済の先行き不透明感を不安視して大半を貯蓄に回るのであれば景気は上向かないだろう。1年後には「消費税10%」を控えており、夏以降の新車販売も気になるところだ。

《福田俊之》

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