恐怖でガクガク、舟券では味わえないスリル…ボートレース体験会

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「これは、やばい。死んじゃうかもマジで」 そう思ったのは最初のコーナー、60km/hほどのスピードで左旋回していくとき。凄まじいほどの横Gと、水面から一瞬浮き上がるときに、「やばいっ」と危機感に襲われる。

ここはボートレース多摩川(東京都府中市)。夏の恒例イベント「ペアボート試乗会」が、ことしも始まった。その初日、メディア体験会が開かれ、一般のボートレースファンたちとともに、未体験の冷や汗・油汗を流した。

このペアボート試乗会は、競技用ボートを2シーター化し、2人乗り用ペアボートの前席に乗る。後席には、全国のボートレース場で活躍するプロボートレーサーが座る。プロの手抜きなし・遠慮ない操縦で、レース本番と同じぶっちぎり滑走を体験できる。

「はい、じゃあくるぶしを船の内側につけるようにして、正座してください」「ハンドルを両手でしっかり握って」「とくにコーナーでは、ふっ飛ばされて水面に放り出されないように、身体をちゃんとホールドしてください」


そう教えてくれたのは、千葉県出身レーサー、渡邉雄朗選手(東京支部/登録番号4748)。参加者たちは、大好きな選手と語り合える場としても、このペアボート体験会を選ぶらしく、10倍もの抽選倍率で獲得したこの体験会に参加できることを楽しみにしているのだとか。

そして「よろしくお願いしまーす」と記者を、恐怖の水上格闘技へと誘ってくれたのが、その渡邉雄朗選手の妹、渡邉真奈美選手(東京支部/登録番号4893)だった。操縦してくれる選手はこちらから選べないから、心のなかで「女性レーサーだ! やったラッキー」と大よろこび。

いや、よろこんでいられなかった。「じゃあ、いきまーす」とひとこと発し、豪快で大音量のエンジン音が鳴り響いたかと思うと、まず強烈な前後Gが襲いかかる。


もちろん、「水上の格闘技」に女性レーサーも男性レーサーも関係ない。渡邉選手のかわいい笑顔から想像するイメージは、一気に吹っ飛び、最初のコーナーで「やばいこれマジで死んじゃうかも」と震えた。

「絶対にふっ飛ばされる」という恐怖感から、前かがみになる。目の前の水面は、高速で流れ、うねりに乗り上げるたびに一瞬浮き上がる。これが「やばいっ」。

クルマと違うのは、ターンでの向き。船首は内側をむき、スライドしながら左旋回するから、右側から水面が迫ってくる感じ。これも怖い。


2周して戻ってきて、やっと陸にあがれたと思ったら、声と身体がガクガク震えていることに気づいた。やっと心身ともに落ち着くと、こう思ってきた。

「そこで舟券握ってるおじさん、一回試してみて!」

「よーし、やったる!」と思う人は、BOAT RACE オフィシャルウェブサイトに、各ボートレース場で開催されるペアボート試乗会が案内されている。ちなみにいまも記者は、経験したことがない体の部位が、筋肉痛。

《大野雅人》

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