三菱電機の杉山社長「強い事業をより強く」---売上高5兆円、営業利益率8%以上目標[新聞ウォッチ]

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三菱電機の杉山武史社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年5月22日付

●働き方法案修正合意。今国会成立へ(読売・1面)

●榊原氏「政府と強調、成果」経団連会長月内退任(読売・9面)

●緊急時乗客がバス停止、日野自、今夏以降に導入(読売・9面)

●売上高5兆円目標、三菱電機が中期経営計画(産経・12面)

●乗務前運転手の睡眠不足を確認、国交省、来月から義務付け(産経・24面)

●日経平均2万3000円台、先進国へ資金回帰、3か月ぶり業績期待も(日経・3面)

ひとくちコメント

「バランス経営の継続と持続的成長の更なる追求で2020年度までに達成すべき成長目標は、連結売上高で5兆円以上、営業利益率は8%以上を目指す」。

4月に新社長に就任したばかりの三菱電機の杉山武史社長が東京・丸の内の本社で開かれた経営戦略の説明会で、今後3年間の経営計画を発表した。

連結売上高5兆円以上、本業のもうけを示す営業利益率8%以上の成長目標は、これまでの経営計画でも掲げており、やや新鮮味に欠ける。だが、杉山社長は「強い事業をより強くする」と強調。

例えば、自動車関連では、環境負荷低減と燃費改善に貢献するための電気自動車(EV)向けのパワー半導体のほか、自動運転については「自律型」と「インフラ強調型」の両面から取り組み、必要となる監視カメラをはじめ、ミリ波レーダーや超音波センサーなど関連機器事業の拡大を図るという。

三菱電機の2018年度決算見通しは、売上高4兆5000億円、営業利益率7%を見込んでいる。「2020年度まではあと3年もあるので、企業買収などの戦略ではなく、自然体でもう一段高いレベルの成長を目指す」と述べ、電機業界の中でも優等生企業らしい余裕のあるコメントだ。

《福田俊之》

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