世界初のインホイールモータ搭載EV量産へ、NTNが中国FSAT社とライセンス契約

エコカー EV

NTNは5月7日、インホイールモータ(IWM)駆動システムと車両運動制御技術(i2-ドライブシステム)を搭載した新エネ車の開発・量産に向け、中国自動車設計・製造メーカ「長春富晟汽車創新技術(FSAT社)」とライセンス契約を締結したと発表した。

4月27日に中国で行われた調印式では、NTNとFSAT社の各代表者、さらにFSAT社の戦略的パートナー10社が調印。FSAT社の劉●博総経理は「開発を進めてきた車は、軽量化や電動駆動技術などにおいて、先進的なレベルに達することができた」と新エネ車の量産化に向けた意気込みを語った。また、NTNの大久保博司社長は「長年切望していた世界で初めてのインホイールモータを搭載した電気自動車の量産化が実現する」と今回の戦略的パートナーとしての調印への思いを語った。

FSAT社では、IWM駆動システムとi2-ドライブシステムを搭載した新エネ車を2019年に量産化する予定。新エネ車はインホイールモータ2基を搭載する5人乗りの5ドア乗用車で、最高出力は35kW×2。最高速度は150km/h、航続距離450kmを実現するとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集