帰宅中の男性が襲撃された強盗傷害事件、容疑者2人を逮捕

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未明の時間帯に走行していた自転車へ故意に追突する事故を起こし、さらには暴行を加えて現金を要求していた男たちが強盗傷害容疑で逮捕された。

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福岡県福岡市内で帰宅途中の男性が乗用車にはねられ、乗っていた男たちから現金を要求された強盗傷害事件について、福岡県警は18日、容疑に関与した2人の男を逮捕した。防犯カメラ映像によって車両を特定したという。

福岡県警・南署によると、問題の事件は2018年4月17日の午前2時30分ごろ発生している。福岡市南区井尻付近の市道を自転車で走行していた29歳の男性に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。転倒して路上へ投げ出された男性に対し、クルマに乗っていた男2人は棒のようなもので男性の頭部を殴打するとともに、「カネを出せ」などど現金を要求した。

男性は隙をみてその場から逃げ出したため、何も奪われずに済んだが、殴打による打撲などの軽傷を負った。通報を受けた同署員が現場へ急行したが、クルマは逃走しており、警察は強盗傷害事件として捜査を開始。現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像の分析を進めたところ、目撃証言と合致する不審な乗用車の存在を確認した。

警察ではこの車両を使用する春日市内に在住する29歳の男から任意で事情を聞いたところ、事件への関与を大筋で認めたことから、事故当時に同乗していた別の29歳の男とともに、強盗傷害容疑で逮捕している。

警察では2人がターゲットを求めて、周囲を走行していた疑いがあるとみて、余罪についても追及するともに、事件当日の行動についても解明を急ぐ方針だ。

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事件発生の翌日には容疑車両が特定され、事件に関与した男2人のスピード逮捕にもつながったが、決め手となったのは現場周辺に設置されていた防犯カメラ映像だという。不審な動きをするクルマが確認されており、周辺道路の通行記録とも照合したことで早期発見となったようだ。

《石田真一》

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