増水の川に転落したクルマの2人が死傷---強い雨で視界が悪化、進路を見誤ったか

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川沿いの細い道路を走行していた軽乗用車が路外に逸脱し、そのまま約5m下の川へ転落する事故が起きた。この事故でクルマは水没し、助手席の同乗者が死亡している。

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8日午後8時ごろ、長野県塩尻市内の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱。約5m下を流れる川へ転落する事故が起きた。この事故で助手席の同乗者が死亡。運転していた男性も負傷している。

長野県警・塩尻署によると、現場は塩尻市堀ノ内付近で幅員約2mの緩やかなカーブ。軽乗用車はカーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。そのまま約5m下を流れる川へ転落した。

クルマは左側を下にする状態で水没。助手席に同乗していた67歳の男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、約2時間後に死亡した。溺死とみられる。運転していた63歳の男性も打撲などの軽傷を負ったが、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は夜間の見通しが悪い区間。事故当時は強い雨が降っていて視界が悪化していた。ガードレールや街灯なども設置されておらず、警察では進路を見誤って転落したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場はクルマ1台が通行できる広さしかない道だった。街灯も無く、夜間の見通しはただでさえ良くない場所だが、事故当時は強い雨で視界がさらに悪化していたうえ、雨で川の水量も増加していたという。

《石田真一》

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