兵庫県の神戸電鉄は3月8日、臨時ダイヤでの運行を行なっていた粟生(あお)線を、3月9日から通常ダイヤに戻すと発表した。
粟生線では、3月4日18時頃、三木駅(兵庫県三木市)付近で発生した火災で、2面2線だった三木駅の下りホーム側駅舎が延焼し、単線区間上にある同駅で列車交換ができなくなった。
そのため、翌5日以降は、始発から三木駅の上りホームを使用しての1面1線状態で運行を再開したが、通常ダイヤより運行本数を減らし、朝夕ラッシュ時30~45分間隔とする臨時ダイヤを実施していた。
3月9日は、9時20分以降の列車から通常ダイヤに戻ることになっており、それまでの間は臨時ダイヤが継続される。
また、三木駅については、延焼した駅舎がある下りホームの使用を、三木15時14分発小野行きから開始するとしており、それまでは上下列車とも上りホームのみの乗降を継続する。
なお、下り線の改札機はホーム上に設置され、延焼した駅舎とホームとの間には、新たな通路が設けられる。