メルセデスベンツ Aクラス 新型、一部の生産をフィンランド企業に委託へ

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フィンランドのバルメットオートモーティブは、メルセデスベンツから新型『Aクラス』の生産の一部を委託され、新型Aクラスの生産準備に入った、と発表した。

バルメット社は、1951年にフィンランド政府によって設立された国策企業。第2次世界大戦で旧ソビエト連邦に敗れたフィンランドは、ソ連への戦争賠償のため、さまざまな工業製品を生産する必要に迫られた。そのため国内の重工業メーカーを束ねて、バルメット社を結成した。

その自動車部門が、バルメットオートモーティブ。古くはスウェーデンのサーブから、サーブ『90』や『900カブリオレ』を受託生産。1997年以降は、ポルシェから、『ボクスター』の生産の一部を受託している。

メルセデスベンツからは、『GLC』と先代Aクラスの生産を受託しているバルメットオートモーティブ。メルセデスベンツのコンパクトカーの生産拠点が現在、ほぼフル稼働状態にあることから、バルメットオートモーティブが、新型Aクラスの生産の一部を受託することが決定した。

バルメットオートモーティブは、新型メルセデスベンツAクラスの生産を、3月から開始する予定。新型の生産にあたって、プレス工程の大幅改修、塗装ラインや組み立てラインのアップデートを実施。新たなロボットも導入し、自動化率を90%から95%へ引き上げる、としている。

《森脇稔》

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