ルノーのトップ人事で番狂わせ…ゴーンCEOが続投、仏政府も支持[新聞ウォッチ]

自動車 ビジネス 企業動向
ゴーンCEO
  • ゴーンCEO
  • 平昌オリンピック (c) Getty Images
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年2月13日付

●高木「銀」女子1500、高梨「銅」ジャンプ女子、原「銅」モーグル男子初、平昌五輪(読売・1面)

●衛星で除雪自動化、ガードレール運転席に警告、国交省など実験へ(読売・2面)

●インド国策EVの風、普及へ税制優遇で後押し、広い国土充電設備課題(朝日・4面)

●ベア3000円要求、マツダ労組決定(朝日・4面)

●「出遅れ」JR東海やっと、東海道新幹線今夏から順次無料Wi-Fi(朝日・25面)

●タカタ再建計画債権者らと合意、米裁判所に提出へ(毎日・4面)

●4~12月期最高益ペース「稼ぐ力」向上円安後押し(産経・10面)

●国交省、大型トラック「特車通行許可」自動審査で迅速化(産経・10面)

●仏政府、ルノーのゴーンCEO再任支持(産経・10面)

●トヨタが「移動サービス業」自動運移転でタクシーや無人宅配、車メーカーから脱皮図る(東京・2面)

●三菱自労組ベア3000円要求、春季労使交渉(日経・9面)


ひとくちコメント

「建国記念の日」をはさんだ3連休はやきもきしながら、平昌冬季五輪を夜遅くまでテレビ観戦していた人も少なくなかっただろう。

開幕後3日までは期待していた日本の選手がなかなかメダルに届かず、苦戦していたからだが、第4日の夜10時が過ぎてからは一転、フリースタイルスキー男子モーグルの決勝で、原大智選手が3位に入り、今大会の日本勢のメダル第1号となったとの速報が流れた。

さらに、スピードスケート女子1500メートルでは高木美帆選手が銀メダルに輝き、ノルディックスキーのジャンプ女子は高梨沙羅選手が銅メダルを獲得。ようやく日本もメダルラッシュに沸いた。

やきもきする、といえば、仏自動車大手ルノーのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)の去就である。ゴーン氏をめぐっては、すでにマスコミ辞令では「退任する方向で後継者の人選が進んでいる」との観測が出ていた。ところが、2月に入ってから、地元の仏紙『フィガロ』など一部のメディアが、6月に迎える任期満了後も続投する見通しになったと報じた。

きょうの産経や日経も「ゴーン氏一転続投、仏政府も大筋で承諾」と報じている。

それによると、日経は、電動化など激しい環境変化に対処できる後継者が見つからなかったもよう、と伝えている。ルノー株式の15%を保有する筆頭株主の仏政府も、ゴーン氏のCEO再任に賛成票を投じる方針で、今週15日のルノー取締役会では4年間の任期延長が承認される見通しだという。

ゴーン氏が率いる日産自動車とルノー、それに2016年に傘下に収めた三菱自動車を含めた日仏3社連合は、2017年(暦年ベース)の世界新車販売台数で年間2位に初めて浮上。首位の独VWとはわずか13万台ほどの差で、世界ナンバーワンを射程に入れた格好だ。だが、ゴーン氏の野望としてメダルの色は「銀」ではなくあくまでも「金」。悲願を達成するまでは辞められないということなのだろう。
《福田俊之》

編集部おすすめのニュース

特集