メルセデスベンツが開発を進める『AMG GT』の4ドアバージョン市販型プロトタイプを、豪雪のフィンランド北部で再び捉えた。昨年スクープしたウィングレスや、仮ウィングではなく、固定式リアウィングを装着していることから、高性能モデル「S」の可能性がある。
パワートレインに関してこれまで入手した情報は、エントリーモデルに『AMG E63 S』から流用する4リットルV型8気筒ツインターボエンジン搭載モデルを設定。最高出力は610psを発揮する。頂点には最高出力805ps程度を発揮する「EQ POWER+」ハイブリッドが存在するようだが、新たにこの隙間を埋めるべく、最高出力700psから750psの「S」ハイブリッドが設定される可能性があるようだ。
ラインアップに関しては、まだ不透明な部分もあるが、このプロトタイプがスペシャルなモデルであることは間違いない。
市販型のボディスタイルは、『AMG GTコンセプト』同様のファストバックで、メルセデス最強の証「パナメリカーナグリル」、ヘッドライトには最新のL字型デイタイムランニングライトが装着される。
コックピットはタッチ式高解像度デュアルディスプレイ、最新世代のインフォテイメントシステム「MBUX」(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)を装備する。
ワールドプレミアは3月のジュネーブモーターショー。4リットルV型8気筒モデルが先陣を切って登場するはずだ。続くハイブリッドモデルは2019年と予想される。