「青い森」や「えちごトキめき」でJR直通列車を削減 2018年3月「春のダイヤ改正」

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青い森鉄道では、三戸~八戸間におけるJR車乗入れが終了。同区間はすべて電車による運行となる。
  • 青い森鉄道では、三戸~八戸間におけるJR車乗入れが終了。同区間はすべて電車による運行となる。
  • えちごトキめき鉄道では、「日本海ひすいライン」から「妙高はねうまライン」への直通列車が新設され、「日本海ひすいライン」のET122形が使用される。
  • あいの風とやま鉄道に新設される高岡やぶなみ駅(西側)のイメージ。
旧JR線の青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、しなの鉄道、えちごトキめき鉄道、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道は12月15・19日、ダイヤ改正を2018年3月17日に実施すると発表した。同日実施のJRグループダイヤ改正に伴なうもの。

■青い森鉄道三戸~八戸間がすべて電車化

目時駅(三戸町)と青森駅(青森市)を結ぶ、青森県の青い森鉄道(旧東北本線)では、JR東日本の気動車によるJR八戸線への乗入れが終了し、三戸(さんのへ)駅(三戸町)~八戸駅(八戸市)間はすべて電車による運行となる。

また、八戸駅における東北新幹線との乗継ぎ時間を短縮し、日中・夕時間帯でIGRいわて銀河鉄道との直通列車を増やす。

八戸~青森間では、通過駅があった八戸初発を各駅停車に変更。八戸駅と青森駅では終発の時刻を繰り下げ、両駅とも22時台発とする。

■IGRいわて銀河鉄道ではホームの設定を見直し

盛岡駅(盛岡市)と目時駅を結ぶ、岩手県のIGRいわて銀河鉄道(旧東北本線)では、夕時間帯に盛岡駅のホームで誤乗が多いことから、着発線ホームの設定を見直す。

また、厨川(くりやがわ)駅(盛岡市)では、23時台に下り旅客列車の到着と上り回送列車の通過が重なることから、回送列車の通過時刻を1分早め、ホームにおける乗降客の安全を図る。

■しなの鉄道では「北しなの線」から軽井沢への直通列車を増発

軽井沢駅(軽井沢町)と篠ノ井駅(長野市)を結ぶ「しなの鉄道線」、長野駅(長野市)と妙高高原駅(新潟県妙高市)を結ぶ「北しなの線」を運営する、長野県のしなの鉄道(旧信越本線)では、「北しなの線」から「しなの鉄道線」への直通列車を増発、妙高高原8時39分発の長野行きを軽井沢まで延長する。

また、観光列車『ろくもん』では、長野13時55分発2号の時刻を20分程度繰り上げ、車内での食事時間にゆとりを持たせる。

このほか、軽井沢~黒姫間では、臨時快速列車1往復を新設。「しなの鉄道線」の軽井沢~小諸間で実施している上下14本の増運行を継続する。

■えちごトキめき鉄道に2線直通列車が登場

妙高高原駅と直江津駅(上越市)を結ぶ「妙高はねうまライン」(旧信越本線)、市振(いちぶり)駅(糸魚川市)と直江津駅を結ぶ「日本海ひすいライン」(旧北陸本線)を運営する、新潟県のえちごトキめき鉄道では、「日本海ひすいライン」から「妙高はねうまライン」へ直通する列車を、泊(とまり)→新井間に新設する。

また、「妙高はねうまライン」では、JR東日本への乗入れ列車が一部廃止されることに伴ない、その減少分を自線内で増発。朝の通勤・通学時間帯の混雑緩和、北陸新幹線や夕時間帯の北越急行への接続改善を図る。

その一方で、「日本海ひすいライン」では、糸魚川→直江津間で7時台に2本設定されている列車のうち、糸魚川始発の1本を廃止、残る泊始発の1本で時刻の見直しを行なう。

■あいの風とやま鉄道では521系を増備

倶利伽羅(くりから)駅(石川県津幡町)と市振駅を結ぶ、富山県のあいの風とやま鉄道(旧北陸本線)では、高岡市内の西高岡駅~高岡駅間に、同社初の新駅「高岡やぶなみ」が開業する。これに伴ない、平日朝の通勤・通学時間帯に増発が実施される。

また、新型の521系電車(3次車)が1編成投入され、JR西日本から承継した413系電車で運行している列車の一部を置き換える。

このほか、7時台に運行している富山→黒部間の列車を泊まで延長。富山駅では、朝や日中時間帯で北陸新幹線やJR北陸本線との乗継ぎ時間を短縮する。高岡駅でのJR城端線への接続を改善するため、富山発の上り初発では、時刻が繰り上げられる。

なお、休日や大型連休には、混雑が予想される金沢~泊間の一部列車で、金沢~富山間を4両編成に増強する。

あいの風とやま鉄道と相互乗入れを行なっている、石川県のIRいしかわ鉄道(金沢~倶利伽羅間)では、夕時間帯に運行している富山→金沢間の列車で、停車時分の拡大が行なわれる。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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