事故時の記憶なし…タクシーがショールームに突っ込む

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19日午後11時45分ごろ、福岡県福岡市南区内の国道385号を走行していたタクシーが路外に逸脱。交差点に隣接する自動車販売店の建物に突っ込む事故が起きた。運転者は「事故当時の記憶が無い」と供述しているという。

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福岡県警・南署によると、現場は福岡市南区塩原付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。タクシーは交差点を進行していた際に路外へ逸脱。歩道へ乗り上げるとともに、交差点に隣接する自動車販売店の建物に突っ込んだ。

タクシーは1階のショールーム部分に突っ込み、展示車両2台と衝突したが、運転していた同区内に在住する63歳の男性にケガはなく、歩道上で巻き込まれた人もいなかった。ショールームも当日の営業は終了しており、無人の状態だった。

聴取に対して男性は「青信号で発進したことは覚えているが、その先の事故当時の記憶が無く、気づいたらショールームに突っ込んでいた」などと供述しているようだ。警察ではクルマが進行してきた方向の特定を急ぐとともに、疾病原因で意識を失った可能性や、居眠り運転なども視野に入れ、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こしたタクシーの運転者は当日の午前5時から勤務を開始し、営業所に戻る途中で事故を起こしていた。運転者は「事故の記憶が無い」と話しているようだが、タクシーが乗り上げた歩道にはガードパイプが設置されており、横断歩道のある部分しか切れ目がない。このために突入してきたルートは絞られてくるという。

《石田真一》

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