豊田通商、EVを活用したバーチャルパワープラント事業推進へ…米国ベンチャーへ出資

豊田通商は12月15日、欧米で電気自動車(EV)の車載蓄電池を活用したVehicle to Grid(V2G)電力事業を展開する米国のベンチャー企業、ヌービー社に、仏大手電力の関連会社とともに出資参画すると発表した。

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ヌービー社(WEBサイト)
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豊田通商は12月15日、欧米で電気自動車(EV)の車載蓄電池を活用したVehicle to Grid(V2G)電力事業を展開する米国のベンチャー企業、ヌービー社に、仏大手電力の関連会社とともに出資参画すると発表した。

ヌービー社は、充電ステーションに接続中のEVの車載蓄電池から、電力系統の電力需給バランスに応じて電気を充放電するV2Gシステムを展開する米国のベンチャー企業。同社システムは複数台の駐車中EVの充放電を同時に制御し、あたかも1つの発電所のように機能させるバーチャルパワープラント(VPP)を構築できる。

ヌービー社のV2Gは、気象条件の変化に伴う再生可能エネルギーの出力変動を補うだけでなく、EVを使用していない間に車載蓄電池を活用して対価を生み出すことで、EVの購入・維持費の負担軽減にも寄与。同社は米国でV2Gの基本技術に関する特許を取得し、デンマークではすでに世界初のV2G商業運転に成功している。

VPP技術は、発電所を新設することなく電力需給バランスを調整できるため、各国がその活用を検討。日本でも経済産業省によるVPP技術の実証実験や事業化支援が行われている。豊田通商は今後、取締役を派遣し、ヌービー社とともに日本を含むEVの普及が見込まれる国や地域で、EV・PHVを活用したVPP事業の構築・普及を推進していく。
《纐纈敏也@DAYS》

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