路肩走行の自転車をひき逃げ、逮捕の男は容疑を否認---フェンスに当たった

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6日午前5時25分ごろ、大阪府寝屋川市内の国道170号を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は死亡したが、クルマは逃走。警察は後に運転者の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

大阪府警・寝屋川署によると、現場は寝屋川市寿町付近で片側1車線の直線区間。高架橋となっており、左右には歩道が設置されている。66歳の男性が乗る自転車は路肩を走行していたところ、後ろから進行してきた軽乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始。現場付近の防犯カメラ映像や採取した破片から車種を特定し、同市内に在住する21歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。歩道は車道との段差が小さいものだった。聴取に対して男は「歩道に乗り上げてフェンスに衝突したと思ったが、弁償したくないので逃げた。人に当たった認識はなかった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は交通量の多い区間となっているが、歩道と車道の段差は小さく、ガードレールも設置されていない。

寝屋川市内の国道170号では昨年12月11日にも同様のひき逃げ事件が発生しており、この際も路肩を走行していた自転車に対して後続車が追突していたが、クルマの運転者は酒気帯びの発覚逃れで逃走していた。

《石田真一》

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