欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月30日、フォルクスワーゲンブランドの2017年1~9月の決算を発表した。
同社の発表によると、2017年1~9月の売上高は、589億ユーロ(約7兆7558億円)。前年同期に対して、8.3%の増加となった。
一方、2017年1~9月の特別項目計上前の営業利益は、25億ユーロ(約3292億円)。前年同期の12億ユーロに対して、2倍以上の大幅な増益となっている。
大幅な増益となった主な要因は、前年同期は一部ディーゼル車の排ガス案件に関して、北米でリコール(回収・無償修理)などの費用を計上していたため。
フォルクスワーゲンブランドのヘルベルト・ディースCEOは、「フォルクスワーゲンブランドは、『トランスフォーム2025+』戦略を導入。ブランドの新しい戦略的方向性は、全体的に良い結果を生み出している」と述べている。