東京メトロ(東京地下鉄)は10月23日、訪日外国人向けの車両内無料Wi-Fiサービスを、同社が保有する全ての車両に導入すると発表した。東京オリンピックが開催される2020年夏までの全車導入を目指す。
東京メトロの全9路線のうち、銀座線1000系電車(一部)と日比谷線13000系電車は既に導入されている。10月23日時点の導入編成数は、1000系12編成と13000系13編成。今年10月末からは東西線で導入を開始し、11月からは千代田線でも導入を始める。2018年度には丸ノ内線で導入を開始。有楽町線・副都心線・半蔵門線・南北線の導入開始時期は調整中だ。全線の導入完了は2020年夏を予定している。
このうち丸ノ内線は、新型車両に順次導入される。同線の車両は現在、1988年度から1996年度にかけて製造された02系電車で統一されているが、初期の車両は製造から30年近く経過。その去就と新型車両への更新時期が注目されていた。