ZMP、車間距離計測向けステレオカメラシステムの受注開始---新アルゴリズム搭載

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ZMPのステレオカメラ「RoboVision2」
  • ZMPのステレオカメラ「RoboVision2」
  • 走行時の検出結果例

ZMPは、車間距離計測向けステレオカメラシステム「ZMPロボビジョン2 カートラックパッケージ」の受注を9月19日より開始した。

ZMPロボビジョン2 カートラックパッケージはステレオカメラと画像認識ソフトウェアで構成され、前走車を検出し車間距離を計測できる。カメラを用いた車間距離計測には、前走車の検出と追跡するアルゴリズムの開発が必要となるが、新製品では両者を兼ね備えたソフトウェアも付属。路面の傾きの影響を抑え前走車の検出と追跡を行う新アルゴリズム「VTS(Virtual Tilt Stereo)を搭載し、路面検出精度を高めている。

ADASや自動運転技術、またロボット技術の開発では、カメラでの環境認識の重要性はますます高まり、特にカメラだけで距離を算出できるステレオカメラの活用が注目されている。ZMPでは2015年よりソニー製超高感度CMOSセンサーを用いたステレオカメラ「ロボビジョン2」を研究開発用に販売、2016年には物体検出ができる「物体検出パッケージ」の販売を開始。今回販売を開始したカートラックパッケージは、新しい画像処理手法を採用し車間距離の計測に特化したシステムとなっている。

価格は170万円(税別)。2017年10月末の出荷を予定している。

《纐纈敏也@DAYS》

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