JR北海道は7月28日、札幌駅で飲料水として使用している水を、地下水から札幌市の上水道に切り換えた。
札幌駅では、7月5日に実施した定期水質検査で、地下水に「テトラクロロエチレン」という、ドライクリーニングの溶剤成分に含まれる揮発性の化合物が、基準値の上限を0.002mg上回る0.012mgが検出されたことが判明した。
テトラクロロエチレンは、発ガン性も指摘される有害物質であることから、緊急対策として地下水を飲料水として使用している箇所に「飲用不可」の掲出を行なったほか、地下水を使用しているホームの立食そば店2店舗の営業を休止していた。
上水道への切換えにより、「飲用不可」の掲示はすでに撤去されている。また、休止中のホームそば店は、7月15日から営業を再開している。