自動車保険事故対応の満足度調査、チューリッヒが総合トップ…JDパワー

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2017年日本自動車保険事故対応満足度調査
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J.D.パワーアジア・パシフィックは7月20日、「2017年日本自動車保険事故対応満足度調査」の結果を発表した。

自動車保険事故対応満足度調査は、自動車保険(任意保険)に加入する顧客のうち、過去2年以内に契約先の保険会社に事故連絡(保険金請求)をした際の保険会社の事故対応について満足度を調べたもの。

満足度の測定にあたっては、「事故受付体制」「事故対応担当者」「調査/認定結果」「修理サービス」「代車/レンタカーサービス」「保険金支払」の6つのファクターを設定し、各ファクターの総合満足度に対する影響度をもとに、総合満足度スコア(1000ポイント満点)を算出した。

調査結果によると、事故対応満足度は670ポイントで昨年の667ポイントから大きな変化は見られず、すべての評価ファクターは昨年同等の水準だった。各ファクターの業界トップとボトムの評価の差が最も大きかったのは事故受付後、解決までをサポートする「事故対応担当者」。担当者に対する満足度は、「報告連絡が遅かった/催促をした」「折り返しの連絡がなかった/遅かった」等、なんらかの不満があった場合は250~300ポイント近く下落する。適切な報告・連絡は、事故対応のプロセスの中でも、満足度を左右する重要な要素であることが見てとれる。

今回、総合満足度スコアでトップとなったのは701ポイントのチューリッヒ保険会社。「事故対応担当者」「調査/認定結果」の2ファクターでトップ評価となり、前年の3位からトップへ躍り出た。2位は東京海上日動火災保険(697ポイント)で、「事故受付体制」「保険金支払」の2つのファクターでトップ。全ファクターで業界平均以上の評価を得ている。3位はソニー損害保険(684ポイント)で、「代車/レンタカーサービス」でトップとなった。

以下、4位は683ポイントで損保ジャパン日本興亜、5位は675ポイントでイーデザイン損保、6位は666ポイントの三井住友海上だった。

《纐纈敏也@DAYS》

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