アウディ世界販売4.7%減、中国は12%減 2017年上半期 

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ドイツのアウディは7月8日、2017年上半期(1~6月)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、およそ90万8950台。前年同期比は4.7%減と、前年実績を下回った。

市場別では、欧州が回復傾向。上半期は45万8900台を売り上げ、前年同期比は0.8%増。このうち、地元ドイツは0.9%増の16万7620台だった。

英国は上半期、9万0004台を売り上げ、前年同期比は0.1%増と、微増ながらも前年超え。スペインは5.1%増の3万0274台と、前年実績を上回る。イタリアは9%増の3万5012台。フランスは3万3174台を売り上げ、前年同期比は1.7%増だった。

一方、中国(香港を含む)は25万4785台にとどまり、前年同期比は12.2%減と2桁の落ち込み。米国は10万2971台を販売。前年同期比は6.2%増と、前年実績を超えている。

車種別実績では、米国では、SUVの『Q7』と『A4』の販売が好調。中国では、『A6』『A7』『A8』とQ7の販売が伸びた。ドイツは新型A4が販売の中心。

アウディの2016年世界新車販売は、過去最高の187万1350台。前年比は3.8%増だった。アウディの営業およびマーケティング担当、Dietmar Voggenreiter取締役は、「上半期は厳しい状況だったが、新型『A8』の投入などにより、下半期は期待が持てる」と述べている。

《森脇稔》

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