元JR東日本キハ40形も公開…錦川鉄道で開業30周年記念イベント 7月25日

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30周年記念式典が開催される、錦川鉄道錦川清流線の終点、錦町駅。
  • 30周年記念式典が開催される、錦川鉄道錦川清流線の終点、錦町駅。

山口県岩国市の川西と錦町(にしきちょう)を結ぶ、錦川清流線を運営する錦川鉄道は7月25日、開業30周年を記念した「感謝の集い」を開催する。

錦川鉄道は、1987年7月にJR西日本岩日(がんにち)線を承継して誕生した第3セクター鉄道。開業以来、第3セクター鉄道としては珍しく、旅行業やバス事業、レンタサイクル事業などを多角的に展開してきた。

2004年には、未成線だった旧国鉄岩日北線錦町~雙津峡(そうづきょう)温泉(岩国市)間を活用したゴムタイヤ駆動の遊覧車「とことこトレイン」の運行が、地方活性化に貢献したと評価され、国土交通省から「日本鉄道賞」を受賞している。

イベント当日は、10時から11時まで錦町駅前で記念式典を開催。記念乗車券の発売(11時~、限定300部)、「とことこトレイン」の走路で、蛍光石で装飾された「きらら夢トンネル」の開放(11~15時)、レトロ列車用としてJR東日本から購入し、5月に搬入された元烏山線用のキハ40形(キハ40 1009)の撮影会(11~15時)などが行なわれる。

また、イベントに先がけた7月7日には、NT3000形への記念ヘッドマーク掲出、4両編成のNT3000形の運行(錦町~北河内間)も行なわれる。

このほか、国鉄岩日線時代を含めた、錦川鉄道節目の日に生まれた人を対象にした記念乗車券の贈呈も行なわれる。

対象となる誕生日は、1963年10月1日(岩日線開通日)、1987年7月25日(錦川鉄道開業日)、1997年7月25日(開業10周年)、2007年7月25日(開業20周年)、2017年7月25日(開業30周年)。

6月30日まで各年6人ずつを募集し、証明書類(2017年分は出産予定日が明記された母子手帳)のコピーを持参または郵送(消印有効)して応募する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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