【ユーロNCAP】スズキ スイフト 新型、4つ星

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欧州で唯一、公的な衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは6月2日、新型スズキ『スイフト』の衝突安全テストの結果を発表した。最高5つ星のところ、4つ星評価にとどまった

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突32km/h、歩行者衝突40km/hで行う。ユーロNCAPの評価システムは、評価の4項目に応じて、ポイントを配分するもの。最新の制度では、最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置」の3項目には、各20%を配分する。

さらに、ユーロNCAP は2015年から、前面フルラップ衝突テストを導入。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

新型スズキ スイフト(レーダーブレーキサポート装着車)のテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能が33.5点(88%)で、5つ星の条件に適合。子ども乗員保護性能は36.9点(75%)で、5つ星の条件の75%を満たす。歩行者保護性能は29.4点(69%)で、5つ星に該当。しかし、安全補助装置は5.4点(44%)となり、5つ星に必要な50%に届かなかった。

安全補助装置の判定の影響もあり、新型スイフトの総合評価は、最高5つ星のところ、4つ星にとどまった。それでも、成人乗員保護性能、子ども乗員保護性能、歩行者保護性能の3項目では、最高評価の5つ星を獲得している。

《森脇稔》

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