ZMP、公道走行によるディープラーニング研究開発用データセット作成サービスの受注を開始

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上:元画像、下:ラベリング画像
  • 上:元画像、下:ラベリング画像

ZMPは5月24日、公道走行データ取得支援サービス「RoboTest」の新メニューとして、ディープラーニングの学習用データセットとして利用できるよう取得したデータにピクセル単位でラベリングを実施する「RoboTest アノテーションサービス」の受注を開始した。

先進運転支援システム(ADAS)市場の活性化や自動運転技術の開発が進む中、安全運転支援の手法として、ディープラーニングを活用して走行可能領域、先行車両、周辺車両、歩行者、信号、標識、白線などの認識精度を上げていく研究が注目を集めている。しかし、画像によるディープラーニングでは、学習用データとして画像中の物体や道路領域などを正確にラベリングしたデータが数万枚規模で必要となる。

ZMPは、公道走行時の車外環境の画像データを車両情報などと一緒に取得する、公道走行データ取得支援サービス「RoboTest」を2012年より提供開始。RoboTestでは、走行データ取得の計画立案といった上流工程からデータロギングシステムの設計・構築、被験者ドライバーの手配、データ管理のうえ、要望に沿ったデータを納品するワンストップサービスとして提供してきた。

今回提供開始するRoboTestアノテーションサービスでは、RoboTestで取得したデータを、学習用データセットとして各種ラベリングまで一気通貫で実施。必要なデータ仕様を最初に合意するだけで、システムやドライバーの管理などを気にすることなく学習用データを入手できるようになる。また、ユーザー自身で取得した画像データへのラベリングにも対応する。

価格は要件を確認のうえ個別見積となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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