5月のインディカーは、米インディアナ州にあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイが舞台。月の後半には「第101回インディ500」(今季第6戦)が開催される伝統のビッグオーバルの一部を使用したロードコースで、まずは「IndyCar Grand Prix」(第5戦)が実施された。
優勝争いを展開したのはこのところ好調さが際立つペンスキー(Penske)勢、ウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)とエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)だった。今回は同じカラーリングの2台がフロントロー発進から、序盤はポールシッターのパワーが首位キープ、1回目のルーティンピットストップ後はカストロネベスがトップに立ち、2回目のピットを終えるとパワーが首位奪還という、ピットで順位が入れかわる展開でレースは流れた。
これで今季は5戦してウイナー5人という展開になった。ドライバーズポイント争いでは前年王者のシモン・パジェノー(#1 Team Penske/シボレー、今回4位)が首位で191点。パワーは145点の5位にとどまっているが、今回の勝利を橋頭堡に、3年ぶり2度目の王座に向けてもチャージしていきたいところだ。