雨でも霧でも笑顔で楽しむ、Meet the MG 2017開催

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MG B
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  • MG M-type ミジェット(左)とC-type モンレリー
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5月13日、新西宮ヨットハーバー(兵庫県西宮市)を舞台に28回目を迎える「Meet the MG 2017」が開幕した。主催は神戸MGカークラブ。

40台を超えるMGが新西宮ヨットハーバーに再び集合した。再びとしたのにはわけがある。毎年この会場をベースに開催されていたのだが、昨年に限り、別イベントとバッティングしてしまったため、この地での開催がかなわなかったのだ。しかし、会員をはじめ、多くの参加者からの希望もあり、今年はこれまで通りヨットハーバーの海辺に面した特別会場での展示となった。

近年アニバーサリーモデルとして様々なメイクスの記念イベントが開催されており、Meet the MGにおいても、過去MG誕生90周年、Tシリーズ80周年などがお祝いされてきた。今年はサルーンモデルのYシリーズが登場して70周年ということで、フィーチャーモデルとしてお祝いされた。

また、2017年は同クラブ設立30周年を迎える。設立当初は数人だったクラブメンバーも現在では100人を超え、活発な活動が行われている。

集合時間の11時、大荒れになるという天気予報がいい方向に外れ、雨も上がり始めた。会場には続々と参加車両が到着。そのほとんどがオープンモデルなので、幌をかけての到着だったが、雨が上がるや否や早速幌をたたんでオープンの状態にしていた。

フィーチャーされたYシリーズは『YT』と『YA』の2台が参加。おそらく日本には10台も満たない程度しか車両がなく、実動はさらに少ないと想像されるため、2台も参加したことは驚くべきことだろう。

お昼を挟んで午後からは名物のロッカーカバーレースが開催された。これはエンジンのロッカーカバーをベースに、車軸を付けて走ることが出来るようにしたものを、角度を付けた板の上にセットして、スタート。そこからいかにゴール地点まで早く到達するかを競うものだ。当初は単にロッカーカバーに車軸を通しただけのものだったが、近年はサスペンションを取り付けたり、微妙なトーインなどの調整が出来たりなど工夫が凝らされ、そのレベルは毎年向上しているようだ。

その後、エントラントはヨットハーバーを後にし、およそ2時間のツーリングにスタート。毎年少しずつコースは変えられ、今年は六甲山周辺のワインディングを駆け巡るルートが取られた。しかし、あいにくの霧に見舞われてしまったため、綺麗な景色を楽しめなかったのは残念だったが、それぞれのペースで楽しみながら、ゴールとなる六甲山ホテル(兵庫県神戸市)に到着した。

さて、夜は恒例となったパーティだ。男性はジャケット着用、女性はそれに準ずるドレスコードが設定された。エントラントは皆おしゃれをしてフルコースのディナーに舌鼓を打ち、Live演奏とともにちょっとしたダンスを楽しんだ。また、ビンゴ大会では素敵な商品をGetするなど、大いにパーティを満喫していた。

主催者はもとより、MGを愛してやまないすべてのエントラント皆で作り上げるMeet the MG。多少の雨や霧が出ようとも、笑顔でMGとともに楽しんでいる姿が印象的だった。

翌14日は10時より六甲山ホテル駐車場特設コースにて、オプショナルイベントのドライビングテストが開催され閉幕となる予定だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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