ヴァル研究所、高精度バスロケーションサービス「スカイブレイン」を提供開始

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スカイブレイン導入第1号の日の丸自動車興業のデジタルサイネージの事例
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  • スカイブレイン導入第1号の日の丸自動車興業のアプリ「無料巡回バス」のイメージ
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乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は、あらゆる場所へのバス情報配信を実現するバスロケーションサービス「スカイブレイン」を4月26日より提供開始すると発表した。

バスロケーションサービスとは、無線通信やGPSなどを活用してバスの位置情報を収集し、バス停の表示板やPC、スマートフォンなどに情報を配信するシステム。交通渋滞や悪天候で定時運行ができていない際、バス事業者やバス利用者にリアルタイムでバスの現在位置や到着予定時刻を提供する。

既存のバスロケーションサービスでは、位置情報(GPS)を正しく取得できない際に、マップ・路線図上の現在位置がずれたり、到着予定時刻の精度が悪くなったりするなどの課題があった。また、通信費用や端末・機器費用などを含めると高額となり、事業者がシステム導入を断念するケースもあった。

今回、ヴァル研究所は独自の位置情報補正技術をもとに、高精度なバスの現在位置の取得・表示を実現し、安価な通信費用で位置情報の送信・集積・活用をパッケージ化したバスロケーションサービス「スカイブレイン」を開発した。

スカイブレインでは、位置情報を発信するアプリをインストールしたSIMフリーのスマートフォンを車載端末として使用。また、SIMは「SORACOM Air」を採用し、低価格の通信を実現する。バス搭載端末から発信された位置情報は、バス事業者保有の任意の地図(絵地図含む)や路線図へ高精度にマッピング。独自技術によって、バスの位置や発着予定時刻のずれを解決する。さらに集積されたバス情報(位置情報、速度、方向など)とマッピング機能をweb APIとして提供。APIを活用することで、Webサイトやスマートフォンアプリ、デジタルサイネージなど、バス利用者に対してさまざまなデバイスやタッチポイントでの情報配信ができる。

なお、スカイブレイン導入第1号として、無料巡回バスを運行する日の丸自動車興業が決定し、すでに運用を開始。現在、同社の「丸の内シャトル」「メトロリンク日本橋」「メトロリンク日本橋E ライン」に対応したアプリ「無料巡回バス」や周辺施設のデジタルサイネージなどに活用されている。

スカイブレインの提供価格(税別・通信費含む)は1台につき年間10万円。

《纐纈敏也@DAYS》

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