ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は2月10日、認証工場資格の持たないBMWモトラッド販売代理店が、分解整備を含むリコール等の改修作業を実施していたことが判明したと発表した。
同社の説明によると、1月16日に日本自動車輸入組合経由で国土交通省より、BMWモトラッド販売代理店における、認証を受けていない販売店での分解整備を伴うリコール等改修作業の調査の依頼があり、事実関係を確認。その結果、3店において、過去3年間に計495台の二輪車が、認証を受けていないにもかかわらず、分解整備を伴うリコール等の改修作業を実施していたことが判明した。
今回の調査で判明した495台の二輪車については、早急にBMWモトラッド販売代理店より案内の上、全数改修作業箇所の点検を行う。また、販売店の認証工場資格の有無を正確に把握できなかった点については、管理不十分だったとし、今後はBMWモトラッド販売代理店に対しての指導を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
なお今回の対象となる改修作業は、対策品のブレーキホースに交換(C650GT等42台)、アルミニウム製ホイールフランジをスチール製に交換(K1200S等325台)、ABSハイドロリックユニットを対策品に交換(K1200S等72台)、インプットシャフト及びベアリングを良品と交換(F800S等53台)、ブレーキ配管を対策品と交換(R1200GS-A等3台)。