スバルは2月4~5日、長野県の女神湖で、氷や雪道での運転の方法などを体感できる氷上ドライビング・エクスペリエンスを開催した。
女神湖は冬季になると湖一面が凍り、氷の厚さや安全性を確保したうえで、氷上でのドライビングアカデミーなどが開催されることで有名だ。
スバルはアクティブライフスクエアの一環として、「SUBARU on ICE ドライビング・エクスペリエンス」を女神湖にて開催した。事前に抽選で選ばれた参加者は、湖に入る前に車両の点検と洗車を置くなう。特に車の下回りは念入りに洗浄される。これは女神湖が国定公園内にあることと、湖の水は下流の農業用水などにも利用されるためだ。
氷の上に入った参加者は2グループに別れ、定常円旋回・8の字旋回のハンドルワークエリアと、直線路を使ったブレーキング・スラロームエリアに別れ、インストラクターから無線を使った指示に従い氷上のドライビングを体験した。
参加者は一様に、車が思い通り進まないことやハンドルを切った方向に進んで行かないことに驚き、「うまく進まないものですね、滑ったことで慌ててしまいますね」「雪の降らない地域に住んでいるので、初めての体験で何もかもが驚きです」「一般道の運転では体験できないことを体験できたので、一般道の運転にも注意していきたいと思います」と言った声が聞けた。
また、このドライビングエクスペリエンスには、スバルの車の開発とともにテストドライバーを務めるSDA(SUBARU DRIVING ACADEMY)のメンバーやプロのドライバーが講師として参加し、ドライビングテクニックの指導や、普段はアカデミーのトレーニングに使われる『STI WRX』『BRZ』や、昨年発売されたばかりの新型『インプレッサ』での同乗体験なども行われた。
主催者のスバルネクストストーリー推進室室長の小島敦さんは、「今までのアクティブライフスクエアの活動の中でも、氷上体験のリクエストは多くありました。会場のキャパシティや天候などのために実現できていませんでしたが、今年初めて開催できました。ラリーやタイムを競う方向けの氷上イベントはありましたが、一般の方に向けた氷上イベントはそう多くありません。ましてメーカー主催となるといろいろ苦労もありましたが、参加された皆さんの笑顔を見ると開催して良かったなと思いました」と語った。