FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)ジャパンは1月13日、クライスラー『グランドボイジャー』など2車種に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、イグニッションキーの不具合が原因。イグニッションキーシリンダーの「ON」位置の節度が弱いものがある。そのため走行中、イグニッションキーに触れると、キーポジションがONから「ACC」へ動き、エンジンが停止するおそれがある。
また、過去に改善措置を行ったイグニッションキーシリンダーにおいて、ON位置の節度が強すぎるものがある。そのため、イグニッションキーの操作性が悪いおそれがある。
対象となるのは、クライスラー グランドボイジャーとダッジ『JC』の2車種。2008年2月1日から2010年11月29日までに輸入された606台が、リコールに該当する。
改善措置として、全車両、イグニッションキーシリンダーを対策品と交換する。なお、不具合および事故は起きていない。米国からの情報により発覚した。