新型だけど「旧型」?…東京メトロ、銀座線「特別仕様車」公開

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このほど報道公開された1000系特別仕様車。1月17日から運行される。
  • このほど報道公開された1000系特別仕様車。1月17日から運行される。
  • ヘッドライトは旧1000形のイメージに近づけるため2灯から1灯に変更された。
  • 車体側面の補助板はシールで再現。遠目で見ると浮き上がって見える。
  • 車内も旧1000形のイメージに近づけた。
  • 銀座線の「名物」だった「瞬間消灯」を再現するため予備灯も設置された。
東京地下鉄(東京メトロ)は1月11日、中野車両基地(東京都中野区)で銀座線1000系電車の特別仕様車を報道陣に公開した。1月17日から運行を開始する。

1000系は01系電車の置換えを目的に開発された、銀座線の新型電車。自己操舵(そうだ)台車やLED照明の採用など最新の技術を用いつつ、銀座線開業時に導入された旧1000形電車をモチーフにしたデザインが特徴だ。

当初は01系と同じ228両(6両編成38本)が導入される計画だった。しかし、ホームドアの設置により駅の停車時間が長くなり、必要となる車両数も増えたことなどを受け、さらに12両(6両編成2本)追加する計画に変更。銀座線が今年12月30日に開業90周年を迎えることもあり、追加分となる第39・40編成は「伝統」をコンセプトにした特別仕様車とし、旧1000形のイメージをさらに強調することにしたという。

今回公開されたのは第39編成の車内外。走行装置など基本的な仕様は1000系の従来車と同じだが、外観は旧1000形に可能な限り近づけ、先頭上部のヘッドライトは2灯から1灯に変更された。昔の鉄道車両には、車体強度を増すための補助板(ウインド・シル/ヘッダー)が設置されていたが、これもシールを使って模擬的に表現した。

車内も荷物棚や窓枠、腰掛け、床などの色を変更。手すりや握り棒も真ちゅう色に変更するなどして、旧1000形のイメージに近づけられた。また、予備灯を設置。通常の運行では使用しないが、イベント運行時には銀座線の旧型車で見られた「瞬間消灯」を再現できるようにした。

第39編成は1月17日から運行を開始する予定。1000系最後の車両となる第40編成も2月に搬入され、3月中旬の運行開始を予定している。
《草町義和》

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