ブリヂストン、北米ウィルソン工場に追加投資…高径サイズのタイヤ需要に対応

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ブリヂストンのウィルソン工場
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ブリヂストンの米国子会社ブリヂストン アメリカスは、乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)を生産しているノースカロライナ州ウィルソン工場へ、1億8000万ドル(約216億円)の追加投資を決定した。2016年1月に発表済みの生産能力増強と合わせた総投資額は3億4400万ドル(約413億円)で、今後10年間で段階的に投資を行っていく。

今回の追加投資により、同工場へ最新式バンバリーミキサーをはじめ、先進的な生産設備・技術を導入。新たに5万平方フィート(約4645平米)のバンバリー棟の建設し、バンバリーミキサーを2018年秋に稼働開始する予定だ。一連の投資によって、ウィルソン工場は世界的に高まる高径サイズのタイヤ需要に対応しつつ、品質と生産性の向上を図る。工場の生産能力は現在の3万2000本/日から2018年までに3万5000本/日へと増強する計画だ。

操業開始から43年の歴史を持つウィルソン工場は、同社グループの海外工場では最初にランフラットテクノロジー(RFT)採用タイヤの生産を開始するなど、イノベーションの先駆けとなってきた生産拠点。2016年には汎用リムにも装着可能なRFT採用タイヤ「ドライブガード」の生産を開始している。今回の増強によりグローバルでの競争力を高めていくとともに、多様化かつ拡大の続く市場のニーズに対応していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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