JR東海、新幹線の橋りょう枕木交換で3次元測量装置開発

鉄道 テクノロジー
JR東海が開発した新しい測量装置。3次元測量技術を用いており、レーザースキャナーやGPSなどを搭載している。
  • JR東海が開発した新しい測量装置。3次元測量技術を用いており、レーザースキャナーやGPSなどを搭載している。
  • 新しい測量装置はレール上を2km/hの速度で走行して測量する。
JR東海は12月7日、東海道新幹線の無道床橋りょうへの脱線防止ガードの敷設で使用する、新しい測量装置を開発したと発表した。

無道床橋りょうは、床を設けずに枕木を直接橋桁に設置した橋りょうのこと。列車が通過する際、列車の重さにより橋桁がたわむ特性がある。この特性を考慮して枕木の厚さを連続的に変えて設置することにより、乗り心地が向上する。このため、枕木の交換に際してはミリ単位の精度で測量し、同じサイズの枕木を製作する必要がある。

JR東海は新幹線の脱線・逸脱防止対策として、無道床橋りょうに全長24.4kmの脱線防止ガードを敷設することを計画しており、約3万本の枕木を交換する必要がある。これに伴い測量の作業量も増えることから、新しい測量装置が開発された。

発表によると、新しい測量装置は3次元測量技術を用いており、レーザースキャナーやGPS、走行距離計などで構成。電動台車に搭載し、レール上を2km/hで自走しながら測量する。最大誤差1mmという高い精度で測量でき、1日あたりの測量可能距離も、作業員が測量していた時に比べ約20倍(600m)に向上するという。
《草町義和》

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