日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは11月上旬、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万1208台。前年同月比は0.6%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)が3689台。前年同月比は3.2%減と、2か月ぶりに減少した。『Q70』(日本名:日産『フーガ』)は、前年同月比33.9%減の451台と、減少が続く。9月に新型を投入した『Q60』(日本名:次期日産『スカイラインクーペ』)が、前年同月のおよそ2.6倍の725台と、2か月連続のプラス。
SUVでは、『QX60』が2929台にとどまり、前年同月比は20.2%減と、4か月連続で減少。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年同月比11.8%増の1106台と前年超えを保つ。
また、最上級クロスオーバー車の『QX70』は、前年同月比22.7%減の371台と、2か月連続のマイナス。最上級SUVの『QX80』は、0.7%増の1214台と、7か月連続で増加する。新型コンパクトクロスオーバー車の『QX30』は、723台と良好な立ち上がり。SUV全体では、前年同月比は横ばいの6343台を売り上げた。
インフィニティの2016年1‐10月米国新車販売は、前年同期比1.2%増の10万7983台。その内訳は、乗用車が22.8%減の4万1995台、ライトトラック(SUV)が26.1%増の6万5988台。SUVが引き続き、牽引役を果たしている。