スズキ 鈴木社長、「インド市場の伸びについていく」

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鈴木俊宏社長 《撮影 池原照雄》
  • 鈴木俊宏社長 《撮影 池原照雄》

スズキの鈴木俊宏社長は11月4日の決算発表会見で、インドでの四輪車事業について「今年度の新車需要は2ケタの伸びを見込んでいる。生産体制を整えながら、市場の伸びについていくことが必要」と述べた。

同日発表した通期見通しでは、日本などの低迷により、世界販売を従来比で8万3000台下方修正したものの、最大の販売先であるインドについては前年度比伸び率で、従来の7%を9%に上方修正した。数量では約156万台となり、達成すれば昨年度に続いて最高を更新する。

課題となる生産体制では、全額出資子会社による年25万台の新工場をインド西部のグジャラート州に新設中で、2017年初めに稼働させる。鈴木社長は、こうした生産体制に加え「販売、サービス体制もきちんとやっていきたい」とし、トップを維持するには成長期での攻めの姿勢が重要との構えだ。

《池原照雄》

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