米国のタイヤ製造大手、グッドイヤー・タイヤ&ラバー(以下、グッドイヤー)は11月1日、2016年第3四半期(7-9月)の決算を開示した。
第3四半期の売上高は、38億ドル(約390億円)。前年同期の42億ドルに対して、9.5%の減収となった。グッドイヤーによると、ベネズエラの子会社を連結対象から外したことが大きいという。
また、第3四半期の純利益は、3億1700万ドル(約330億円)。前年同期の2億7100万ドルに対して、17%の増益となった。所得税の関連が、利益を押し上げる主な要因になった。
第3四半期の世界タイヤ販売は、4200万本。前年同期比は横ばいだった。交換用タイヤの出荷は、前年同期比1%増。自動車メーカーへの納入は、前年同期に対して6%の減少。
グッドイヤーのリチャード・J・クレーマー会長兼CEOは、「第3四半期の実績は堅調。営業利益率はグローバル全体で14.5%となり、グローバル全体のコア事業の年初来営業利益は過去最高レベル」と語っている。