MV-22オスプレイ、初めて千葉の空に[写真蔵]

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今回の騒音測定試験では、普天間基地に所属する「VMM-265 ドラゴンズ」の機体が使用された。
  • 今回の騒音測定試験では、普天間基地に所属する「VMM-265 ドラゴンズ」の機体が使用された。
  • 最初に飛来したのは隊長機の「EP00」、横田基地から飛び立ち、三浦半島から東京湾を横断してアプローチ。
  • このEP00は試験には使用せず、後に行う関係者向けの体験搭乗用として用意された。
  • 東京湾アクアラインの高架橋、東京スカイツリーがオスプレイを出迎える。
  • 騒音測定に使用される機体(EP11)は少しの間を置いて到着。
  • こちらの機体は駐機場には入らず、そのまま試験開始となった。
  • 最初に行ったのは整備後のホバリングを想定した試験。こちらは下限高度で約9m。
  • 上限高度は約45mとなる。当時は非常に風が強い状態だったが、オスプレイはホバリング中も安定していた。

防衛省と防衛装備庁は24日、陸上自衛隊に配備される予定の「MV-22オスプレイ」を使用した騒音測定試験を木更津駐屯地(千葉県木更津市)やその周辺部で実施した。アメリカ海兵隊に飛行を依頼し、離着陸に使用する場周経路を実際に飛ばしている。

同駐屯地内にはアジア太平洋地域で使用されるオスプレイの整備拠点が設置される予定となっており、自衛隊向けの機体だけではなく、アメリカ軍の機体も整備することになる。このため木更津市が防衛省に対し、既存ヘリコプターとの騒音レベル比較を目的とした試験の実施を要請。一度は米軍側の都合で中止されたが、今回は実現した。

《石田真一》

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