【スーパー耐久 第5戦】激戦のグループ2決勝、ST-4はロードスター、ST-5はフィットが優勝

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2016スーパー耐久 第5戦グループ2決勝
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2016年のスーパー耐久シリーズ第5戦「スーパー耐久 in OKAYAMA」の決勝レース。グループ2の決勝はST-4はマツダ『ロードスター』、ST-5クラスはホンダ『フィット』が激戦を制した。

今回はST-4、ST-5クラスのグループ2のみで3時間の決勝レースが行われ、午前8時35分といつもより早い時間から熱戦が繰り広げられた。

ST-4クラスはポールポジションを獲得したNo.86TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86(松井孝充/井口卓人/蒲生尚哉)が序盤からトップを死守するが、それをNo.77CUSUCO with Key’s 86(山田英二/木下隆之)が追いかけていく展開。ST-5クラスの車両と今そうになると2台の差はさらに縮まり、前半から1秒前後の僅差でトップ争いを繰り広げた。

一方、ランキングトップのNo.13ENDLESS・ADVAN・86(村田信博/小河諒/元嶋佑弥)は予選7番手と出遅れてしまったが、スタートから30分を経過した頃には3番手に浮上。トップ2台とは異なるタイミングでピット作業を行うなど変則的な戦略をとり、1回目のピットで77号車を逆転。さらに残り1時間で各車が行った2回目のピットストップでは86号車も逆転し、トップに立った。

まさかの展開で2番手に落ちた86号車だが、蒲生が負けじと追い上げ、逃げる13号車の元嶋に接近。85周目の1コーナーで逆転を果たす。しかし元嶋も諦めずにバックストレート終わりのヘアピンで抜きにかかるが接触。これで86号車がダメージを受け緊急ピットイン。一気に周回遅れの8番手まで後退してしまった。

13号車は目立ったダメージもなく、そのまま終盤へ。残り15分というところでトラブル車両がコース上にまいたオイルの除去のため、セーフティカーが導入。そのまま3時間を迎えチェッカーフラッグとなった。

これで13号車が優勝かと思われたが、レース後の審議でヘアピンでの接触が強引だったとして30秒加算のペナルティが科された。これにより、繰り上げで終盤着実に追い上げていたNo.54TC CORSE iRacing ROADSTER(近藤翼/堤優威/加藤彰彬)が今季初優勝。2位にはNo.52埼玉トヨペットGreenBrave86(脇阪寿一/脇阪薫一/松田晃司)が入り、13号車は3位となった。

優勝した54号車を駆る近藤は今季のポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンでシリーズチャンピオンを獲得。堤も9月にアメリカで行われた「グローバルMX-5カップ インビテーションレース」で3位に入るなど、期待の若手ドライバーを積極的に起用しているチーム。最終戦オートポリスでの活躍も期待されている。

ST-5クラスは序盤からトップ集団が接戦でバトルを続ける白熱したレースとなったが、最終的にはホンダ『フィット』勢がワンツー・フィニッシュを飾り、No.19BRP★J’s RACINGホンダカーズ三重北FIT(古宮正信/松田智也/吉本晶哉)が前回の富士に続いて2連勝を飾った。またランキングトップにつけていたNo.17DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-Dはトラブルで大きく後退を余儀なくされ、13位でレースを終えた。

なお両クラスとも、岡山でのチャンピオン決定とはならず、最終戦のオートポリスでの決着となる。

《吉田 知弘》

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