バッテリー上がったクルマに電源を供給中に暴走、運転の高齢男性死亡

自動車 社会 社会

4日午後4時30分ごろ、青森県八戸市内にある商業施設の駐車場内で、バッテリーの上がったクルマに電源を供給していた乗用車が暴走。駐車車両7台と衝突し、場外の歩道に突っ込む事故が起きた。クルマを運転していた79歳の男性が死亡している。

青森県警・八戸署によると、現場は八戸市田向毘沙門平付近にある商業施設の駐車場。79歳の男性は近くに止まっていた別のクルマの運転者から「バッテリーが上がってしまったので、電気をわけてほしい」と依頼を受け、場内走路に自らの運転する乗用車を停車。ブースターケーブルで接続していたところ、男性のクルマが突然暴走を開始した。

クルマは駐車していた車両7台へ次々と衝突するとともに、場外へ飛び出して歩道に乗り上げる状態で停止。男性は近くの病院へ収容されたが、胸部強打が原因でまもなく死亡した。電源の供給を受けていたクルマの運転者にケガはなく、衝突された車両も無人で人的な被害は無かった。

男性のクルマはオートマチック車で、救急隊到着時にはシフトレバーがニュートラル(N)位置に入っていた。警察ではドライブ(D)位置のままエンジンを吹かし、暴走に至った可能性が考えられるとして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース