島原鉄道はこのほど、「赤パンツ車両ボクサーパンツ」と題したパンツの販売を始めた。同社が運行している「赤パンツ車両」の記念グッズ第2弾。
「赤パンツ車両」は、島原鉄道で1986年から2008年まで使われていた車両デザイン。赤とクリームの2色を使用し、運転台は赤色を逆三角形に配置したことから「赤パンツ」などと呼ばれていた。
島原鉄道の発表によると、1994年に製造されたキハ2500形気動車のキハ2505Aが、2018年度の車両更新に伴い引退する予定。この車両は黄色をベースにした塗装だが、「引退までの花道を飾らせてあげたい」という車両工場の社員の強い思いから、往年の「赤パンツ」塗装に塗り替えたという。
「赤パンツ車両」に生まれ変わったキハ2505Aは今年1月18日から運行を開始。6月には記念グッズ第1弾として「赤パンツ車両トートバッグ」が発売されたが、今回は「多くの皆さまからのご要望にお応えし、その名の通り『赤パンツ』を製作」したという。
パンツはボクサータイプを採用。赤い生地をベースとし、ウエストのゴム部分は車両の屋根をイメージした青色を使用している。前面中央部には「赤パンツ車両」のイラストと島原鉄道のロゴを配置。右太もも部分には、実際の車両に記されていた「形式」「自重」などの文字を印刷している。背面には、かつての「赤パンツ車両」であるキハ20形気動車のイラストを全面に配した。
価格は1200円で、島原鉄道の主な駅やYahoo!ショップなどで販売中。第1弾グッズの「赤パンツ車両トートパック」と非売品の「赤パンツ車両缶バッジ」を付けた「赤パンツセット」(2500円)も販売している。