新京成電鉄、70周年で記念ロゴ…「記念電車」運転も

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新京成電鉄が制定した記念ロゴ。10月に創立70周年を迎える。
  • 新京成電鉄が制定した記念ロゴ。10月に創立70周年を迎える。
  • 記念ロゴは白黒バージョンも制定されている。
  • 新京成線を走る電車。近年は塗装の大幅な変更が進められている。
  • 新京成線は松戸駅から京成金町線の柴又駅まで伸ばす計画もあったが頓挫した。写真は旧計画ルート上の買収用地に建設された京成系のスーパーマーケット(リブレ京成三矢小台店)。

松戸(千葉県松戸市)~京成津田沼(習志野市)間26.5kmの新京成線を運営する新京成電鉄は9月16日、創立70周年の記念ロゴマークを制定したと発表した。

発表によると、新京成電鉄は今年10月18日に創立70周年を迎え、2017年12月27日には開業70周年を迎える。こうしたことから、2016~2017年を「アニバーサリーイヤー」と位置付け、ロゴマークを制定したという。

ロゴマークの「70th」は白抜きにすることで、「70周年であることがシンプルに伝わるように」との願いを込めた。文字が揺れているような配置になっているのは「開業当時のガタゴトと揺れる懐かしい電車」をイメージしているという。

ロゴマークは「アニバーサリーイヤー」の期間中、新京成電鉄が制作するポスターや社員の名刺などで使う予定。このほか、記念切符の発売や、電車1編成を模様替えした記念電車も走らせる予定だ。

新京成線の線路敷地の大半は昭和初期、旧陸軍の鉄道連隊が建設した演習線の敷地を転用したもの。終戦直後に京成電鉄が敷地を譲り受け、1946年10月に運営会社の新京成電鉄が設立された。

その後、1947年12月から1955年4月にかけて新津田沼(初代)~松戸間が順次開業。津田沼付近のルート変更や線路幅(軌間)の変更、複線化などを経て現在に至っている。このほか、松戸~柴又間を結ぶ計画もあったが、周辺住民などの反対により中止されている。

《草町義和》

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