ホンダの米国法人、アメリカンホンダは9月上旬、8月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、14万9571台。前年同月比は3.8%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。
8月の全販売台数14万9571台の内訳は、乗用車が前年同月比11%減の7万3431台。SUVなどのライトトラックが、4.3%増の7万6140台。
ホンダブランドの乗用車系では、『アコード』が3万0115台を販売。前年同月比は26.4%減と、2か月連続で減少した。『フィット』は5370台を販売。前年同月比は85.1%増と、3か月連続のプラス。『シビック』は8月、2015年末にセダンへ新型を投入した効果で、2.4%増の3万2807台と、12か月連続の前年超え。アコードの販売台数を、2か月連続で超えた。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、3万6517台。前年同月比は5%増と、3か月連続で前年実績を上回る。中型SUVの『パイロット』は、9.1%減の9269台と、3か月ぶりに減少。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比25.6%減の9992台と、3か月ぶりに減少した。2015年5月に投入された『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、66%増の7580台と、2か月連続で増加。新型を投入した『リッジライン』は、3437台と良好な立ち上がり。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、3595台。前年同月比は17.4%減と、5か月連続のマイナス。『ILX』は、前年同月比29.4%減の1172台と、4か月連続で減少する。
アキュラブランドのSUVでは、『MDX』が、前年同月比8.1%増の5131台と、19か月ぶりに増加。これは、大幅改良を受けた2017年モデルの効果。『RDX』は4207台を売り上げ、前年同月比は3.6%減と、4か月連続で減少した。
ホンダの2015年米国新車販売は、前年比3%増の158万6551台と、新記録を打ち立てた。2016年1-8月は、前年同期比3.8%増の109万4725台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「乗用車とSUVで続く販売の成功が、優れた販売のカギが商品の素晴らしさにあることを、再び示している」とコメントした。